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【病態】
フェレットに発生するもっとも一般的な内分泌疾患である。副腎皮質からの性ステロイドホルモンの過剰分泌と
それに伴う典型的な臨床症状を特徴とする疾患である。
【診断】
身体検査にて特徴的な症状(脱毛、外陰部の腫大、前立腺肥大など)から容易に診断することができるが
超音波検査や血中ホルモン濃度などによって診断する。
【治療】
外科治療(副腎摘出)や内科治療(ホルモン注射)による治療が必要となる。
内科治療は生涯必要となる。
【予後】
診断時の症状によりますが、良好にコントロールされる場合が多い。
貧血や出血傾向、尿路の閉塞をきたした子は注意が必要。
紹介する子は4歳の去勢済フェレットさんです。
おしっこが出ないという主訴で来院されました。超音波検査では前立腺の肥大、両副腎の腫大が確認されたため尿カテーテルの留置を行いました。
包皮腺も腫れており、沈静下でカテーテルを設置し、上記のホルモン注射を行いました。
数日後カテーテルを除去し、自力での排尿を確認したのち退院となりました。
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