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ウサギのトレポネーマ症(兎梅毒、スピロヘータ症)は、Treponema paraluiscuniculi というスピロヘータが原因となる細菌感染症です。主に交尾を介して感染しますが、母子感染や接触感染も報告されています。感染すると、鼻、口唇、外陰部、肛門周囲に発赤、腫脹、痂皮形成(かさぶた)、潰瘍が見られます。強いかゆみや痛みを伴うことがあり、重症例では食欲不振や元気消失を引き起こすこともあります。
ヒトや他の動物には感染しません。
・視診:鼻や口唇、性器周辺に特徴的な病変が見られるか確認します。
・顕微鏡検査:病変部の皮膚をこすり取って、暗視野顕微鏡でスピロヘータを検出します。
・血液検査(抗体検査):トレポネーマに対する抗体を測定することで診断の補助になります。
・PCR検査:スピロヘータの遺伝子を検出し、確定診断に役立ちます。
・抗生物質の投与
・局所治療
・隔離と環境管理
・早期に適切な抗生物質治療を行えば、予後は良好で、数週間で症状は改善します。
・治療が遅れると、病変が拡大し、二次感染を起こすことがあります。
・感染が完全に治るまで交配を避け、再感染を防ぐことが重要です。
8歳齢、避妊メス、ロップイヤー
口周りにただれがある、痛くて食べる量が減っている
ウサギの皮膚でお困りの際はご相談ください。
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