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カエルのレッドレッグ症候群 2026.07.12

【病態】
カエルのレッドレッグ症候群は、両生類でみられる代表的な細菌感染症です。主な原因菌はアエロモナス属菌やシュードモナス属菌などの日和見細菌であり、不適切な水質管理、低温環境、高密度飼育、栄養不良、ストレスなどによる免疫力の低下を契機に発症します。感染が進行すると敗血症を引き起こし、全身性疾患へ移行します。

特徴的な症状として、後肢や腹部の皮膚に赤色の充血や出血が認められます。そのほか、食欲不振、活動性低下、浮腫、皮膚潰瘍、異常姿勢などがみられ、重症例では急速に衰弱して死亡することがあります。

【診断】
診断は臨床症状と飼育環境の確認をもとに行います。腹部や四肢の発赤、皮下出血などの特徴的な病変を確認し、水質や飼育温度についても評価します。必要に応じて血液検査や細菌培養検査を実施し、原因菌の同定と薬剤感受性試験を行います。他の皮膚感染症や外傷、真菌感染との鑑別も重要です。

【治療】
治療は抗菌薬の投与を中心に行います。細菌培養検査が可能な場合には、薬剤感受性試験に基づいた抗菌薬を選択します。あわせて輸液や栄養管理などの支持療法を実施し、脱水や全身状態の改善を図ります。また、水質や水温を適正に管理し、飼育環境を改善することが治療には不可欠です。

【予後】
軽症例では適切な治療により回復が期待できますが、敗血症へ進行した症例では予後は不良となります。レッドレッグ症候群は飼育環境の影響を強く受ける疾患であり、水質の維持、適切な温度管理、過密飼育の回避、ストレスの軽減が最も重要な予防策です。食欲低下や腹部・四肢の発赤が認められた場合には、早期の受診をおすすめします。

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