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カメのビタミンA欠乏症 2024.06.20

【病態】

ビタミンA欠乏症は乾燥赤虫や乾燥エビ、ハムやソーセージなどビタミンAの乏しい餌を与えられている半水棲ガメに多発します。

幼体に好発し、初期では眼瞼浮腫や掻痒、ハーダー腺や眼瞼の腫脹が起こり、重度になると炎症や感染を伴います。

【診断】

問診や特徴的な症状より診断します。

【治療】

ビタミンAの補給が主になります。経口的あるいは皮下注射などで脂溶性ビタミン製剤を注射します。

【予後】

初期に治療が開始できれば、予後は良好ですが、食欲不振や下痢、肺炎などを併発する場合は予後が良くありません。

 

こちらの症例はミシシッピアカミミガメの幼体で肉を主食として与えられていた子です。

1週間毎にビタミンの注射を行い、症状が改善してからは再発もありません。

 

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