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モルモットの甲状腺機能亢進症 2026.04.13

【病態】
モルモットの甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで全身の代謝が亢進する内分泌疾患です。中高齢の個体で発生が多く、原因としては甲状腺の過形成や腺腫が関与していると考えられています。代謝の亢進によりエネルギー消費が増大し、食欲があるにもかかわらず体重が減少するのが特徴です。

臨床症状としては、体重減少、多飲多尿、活動性の変化、被毛の粗剛化、頻脈などがみられます。進行すると心負荷が増大し、心疾患を併発することもあります。

【診断】
診断は臨床症状と検査所見を総合して行います。血液検査により甲状腺ホルモン値の上昇を確認することが重要です。あわせて、超音波検査により甲状腺の腫大や構造変化を評価します。必要に応じて心機能評価を行い、全身状態を把握します。

【治療】
治療は抗甲状腺薬の投与による内科療法が中心となります。投薬によりホルモン分泌を抑制し、症状の改善を図ります。症例によっては外科的に甲状腺を切除する方法が検討されることもありますが、麻酔リスクや術後管理を考慮して慎重に判断されます。

【予後】
適切な治療により症状のコントロールが可能であり、生活の質の改善が期待できます。ただし慢性疾患であるため継続的な投薬と定期的な血液検査が必要となります。心疾患を併発している場合には予後に影響を及ぼすため、早期診断と管理が重要です。

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