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小型哺乳類の眼球突出 2024.12.13

【病態】

小型の哺乳類は頭蓋骨の形状により眼球が突出しやすくなっております。(ハリネズミ、デグー、ハムスターetc)

皮膚病などで掻いているうちに自分で目を傷つけてしまうケースもありますし、原因が分からないことも多いです。

【診断】

眼球が突出していることは目視で診断できますが、根底の基礎疾患の精査には血液検査やレントゲン、エコー検査が必要になります。

【治療】

沈静下で眼瞼縫合を施し、眼球が乾燥しないようにします。点眼などを自宅で行ってもらい、1,2週間後くらいに抜糸を行います。

【予後】

眼球が突出することによる出血、疼痛はなくなりますが、視覚の回復は難しいことが多いです。

 

症例:3歳のデグーの女の子です。目が急に飛び出したとの主訴。

遠方から来院された方で抜糸後の経過は電話でのみ聴取しておりますが、眼球の経過は良好とのことでした。

 

眼球突出でお困りの方は是非ご相談ください。

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