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犬の歯周病 2024.08.20

【病態】

国内の3歳以上の犬猫の80%は歯周病をり患しているといわれています。

国内で人気の犬種である小型犬では顎の大きさに比較して、歯の大きさが相対的に大きく歯周病が進行しやすいといわれています。

通常犬の口腔内の㏗はアルカリ性で歯垢が歯石に変化するまでに3-5日しかかからないとも言われています。(人は30日)

【診断】

正確な診断は麻酔をかけてプロービング(歯周ポケットの深さを調べる)により炎症の程度を調べることでグレードを決定します。またレントゲンで下顎骨の吸収を

調べることである程度の病期を調べることができます。

【治療】

麻酔下でのスケーリングをお勧めしています。歯周ポケットの内部の清掃は出血や痛みを伴う場合が多く、またスケーリング後には研磨剤で歯の表面を研磨し

歯石が再度つきにくくするようにしています。また歯の動揺の程度によっては抜歯や歯肉の縫合なども行います。

上記の観点より、意識下での歯石の除去はメリットが少なく、デメリットが多くなるため当院では行っておりません。

【予後】

歯周病の程度によりますが、日々のデンタルケアを行わないと6-12カ月ほどで元の歯石の状態に戻ってしまいます。

スケーリングののちはお家でのデンタルケアをお勧めしています。

スケーリング後は1か月に1回来院いただき、歯磨きの指導や、歯の磨き残し、デンタルケアの紹介などを行っております。

 

 

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