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鳥の心疾患 2026.06.06

【病態】
鳥の心疾患は、弁膜症、心筋症、動脈硬化症、先天性心疾患などによって発生します。特に高齢のオウム類やセキセイインコでは動脈硬化症や心拡大が認められることがあり、肥満や高脂肪食が発症に関与すると考えられています。鳥類は呼吸器と循環器が密接に関連しているため、心機能の低下に伴い呼吸器症状が出現することが少なくありません。病態が進行するとうっ血性心不全となり、腹水や呼吸困難を引き起こします。

【診断】
診断は身体検査と画像検査を中心に行います。活動性の低下、飛翔能力の低下、呼吸促迫、開口呼吸、腹部膨満などが認められることがあります。X線検査では心陰影の拡大や肝腫大、腹水の有無を評価します。超音波検査では心臓の大きさや収縮機能、弁の異常を確認することができます。必要に応じて血液検査や心電図検査を実施し、総合的に診断します。

【治療】
治療は原因疾患や重症度に応じて行います。うっ血性心不全を伴う症例では利尿薬を使用し、心負荷の軽減を図ります。心機能の低下が認められる場合には強心薬や血管拡張薬を併用することがあります。また、肥満や高脂肪食が関与している場合には食事管理や体重管理も重要です。呼吸状態が悪化している症例では酸素管理を行いながら治療を進めます。

【予後】
予後は原因疾患や診断時の進行度によって大きく異なります。早期に発見され適切な内科管理が行われた場合には、長期間良好な生活の質を維持できることがあります。一方で、鳥類は症状を隠す習性があるため、発見時にはすでに重度の心不全へ進行していることも少なくありません。定期的な健康診断と体重測定、飛翔能力や活動性の変化を観察することが早期発見につながります。

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