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【病態】亀の尿路結石は、膀胱や総排泄腔、尿管などの尿路に結石が形成される疾患です。慢性的な脱水、不適切な食餌、運動不足、低温環境などが発症に関与すると考えられています。特に陸生種では発生が多く、尿酸塩を主成分とする結石が形成されることがあります。結石が大きくなると排尿障害や総排泄腔閉塞を引き起こし、重症例では腎機能障害につながることもあります。
【診断】診断は身体検査と画像検査によって行います。食欲低下、活動性低下、排尿困難、後肢の動きの低下、総排泄腔からの臓器の脱出や出血などが認められることがあります。X線検査では高い確率で結石を確認することができ、大きさや位置の評価に有用です。超音波検査を併用することで、膀胱や周囲臓器への影響を確認することができます。血液検査では脱水や腎機能障害の有無を評価します。
【治療】治療の第一選択は外科的摘出です。亀の尿路結石は自然排出や内科的溶解が困難なことが多く、症状を伴う場合には手術が推奨されます。結石の位置や大きさに応じて総排泄腔からの摘出や、腹甲切開あるいは鼠径部アプローチによる摘出を行います。術前後には輸液療法を実施し、脱水や腎機能障害の改善を図ります。
【予後】早期に診断し適切な外科治療を行った場合、予後は比較的良好です。しかし、長期間放置された症例では重度の脱水や腎障害を併発していることがあり、予後が悪化することがあります。再発予防のためには、適切な温度管理、十分な飲水機会の確保、種に応じた食餌管理が重要です。
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