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犬の子宮蓄膿症 2022.05.15

【病態】

中高齢の未避妊メスに多発します。発情出血開始後1-2カ月で発症することが多いです。交尾や妊娠の有無はこの疾患の発症には関与しません。

【診断】

特徴的な問診(腹囲膨満、関節痛、結膜炎、多飲多尿など)、血液検査、レントゲン、超音波検査などで子宮の状態を確認します。

合併症の有無によって予後が変化します。

【治療】

外科手術により卵巣・子宮摘出を行うのが最も推奨される方法です。内科治療もありますが、再発率が高く当院ではお勧めしておりません。

【予後】

合併症がない場合は手術後予後良好です。

腎不全や基礎疾患がある場合は注意して経過観察が必要です。

 

紹介する子は2歳の未避妊メスの犬です。

食欲不振、多飲多尿、陰部から血様の膿が排出されるとの主訴で来院。血液検査では白血球増多、炎症の数値高値、腹部超音波検査では子宮内に液体貯留を確認したため

当日に手術を行いました。手術後は一般状態も良好で、手術後3日で退院し、ご自宅にて経過観察となりました。

 

この疾患は避妊手術を行うことで予防が可能です。当院ではわんちゃんねこちゃんの予防手術も承っておりますので、ご相談ください。

 

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