カインド動物病院

症例紹介Case

アクセスはこちら

TOP > 症例紹介

犬の尿石症 2022.06.07

【病態】

尿石症は「尿路系に形成された結石によって何らかの病的状態をきたしていること」と定義されます

遺伝的要因や性ホルモン、運動活動性、栄養摂取が原因として関与していると考えられています

【診断】

血尿、排尿痛、排尿困難などの問診やレントゲン、超音波検査などの臨床検査で結石の局在を調べる必要があります。

また尿検査で結石の種類を推測することができます。

【治療】

石がどこにありどんな症状が出ているかで治療は異なります。男の子の場合は結石が詰まりやすいので手術をお勧めするケースが多いです。尿道に結石が詰まって、急を要する場合もあります。療法食で経過観察の場合もあります。

【予後】

腎不全を呈している場合を除くと、石が除去されれば予後は良好です。結石は生活習慣を変えないとまた形成されます。

治療よりも予防が大切な疾患です。

 

3歳のMIX犬の男の子で尿が出ないが主訴で来院されました。

レントゲン検査では陰茎に結石が2つ詰まっていました。

詰まっている結石を膀胱に一時的に戻し、翌日に膀胱切開で結石をすべて除去しました。

それ以降は血尿もなく一般状態も良好です。

 

当院ではワンちゃん、猫ちゃん用の療法食もそろえております。お困りの方はお気軽にご相談ください。

ページTOPへ戻る

copyright KIND VETERINARY CLINIC All Rights Reserved.